ダニによるアトピー性皮膚炎の根本的な治療に繋がる素晴らしいニュースが飛び込んできたので、急ぎ記事にまとめてみました。
ニュース記事
こちらの大学ジャーナルで、2019/12/14の記事に、筑波大学の研究グループがダニによるアトピー性皮膚炎の原因となる遺伝子が特定できたという
ダニによるアトピー性皮膚炎の原因遺伝子特定と抑制分子の発見 筑波大学
筑波大学の研究グループが、ダニによるアトピー性皮膚炎の原因遺伝子を突き止めた。 ダニによるアトピー性皮膚炎の原因遺伝子特定と抑制分子の発見 筑波大学
矢野テック
凄いニュースだと思いました。
筑波大学の発表
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この研究の論文の原文(英語)
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要点をかい摘んでまとめ
難しい内容なので、まとめてみると以下の通り。
- 筑波大学が発表
- 日本のアトピーの8割は原因がダニ
- ダニによるアトピー性皮膚炎の発症メカニズムは未解明
- Clec10a遺伝子の変異による欠損がアトピーを引き起こすと突き止めた
- Clec10aがアトピー性皮膚炎を抑制することも判明
- ダニにはアトピーを誘発するLPS(エンドトキシン)、ムチン様分子がある
- LPSが皮膚のマクロファージを活性化してアトピー症状を引き起こす
- Clec10aがムチン様分子と結合してアトピーを抑制することも判明(←新発見)
つまり?
矢野テック
要点の中でも、最後が重要っぽい。
Clec10aが結合するムチン様分子というのが、今までにない画期的なアトピー治療薬らしい。
今まで、全く効かなかったアトピーの塗り薬が激変することを意味します。
まだ、どのムチン様分子が良いかを研究している段階とのことで、実用化にはまだまだ時間がかかりそう。早く実用化してほしいと心から願います。
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