アトピーの方には、お馴染みの皮膚の保湿のために処方してもらえるヒルドイド。
最近は、その保湿効果から、健康な方が美容目的で使われる事が多くなり問題になって、明確な理由が無ければ処方されなくなりました。
この記事では、ドラックストアで入手できるヒルドイドの主成分と同じヘパリン類似物質が入った美容液を比べてみました。
ヒルドイドの正規品について
ヒルドイドはマルホ株式会社より1954年に医薬品として販売されています。
ドラッグストアでは購入することができません。主な効果としては、血行促進、後炎症効果、皮膚の保湿などがあります。アトピーの治療では使われることが多くなっています。
ヒルドイドの有効成分
ヒルドイドには、ヘパリン類似物質が入っています。日本で販売されているヒルドイドには0.3%の濃度が入っています。
主な作用としては、保湿作用のほか、血行を良くする効果、また血液がサラサラになる効果があります。
ヘパリン類似物質の効果の医学的根拠について
ヒルドイドに入っている有効成分ヘパリン類似物質ですが、医学的な効果効能は、こちらの論文にまとめられてました。ちゃんと、皮膚に良いという事ですね。
ヒルドイドは美容目的の処方はできなくなった
医学的にも保湿効果があるヒルドイドですが、近年はとても厳しくなって、美容目的でヒルドイドが支給される事はなくなりました。
皮膚科でもアトピーの方など、病状があって初めてお医者さんから処方されるようになりました。
美容目的の方が大量にもらって、本当に使いたい方が使えなくなる事態が出てきたそうです。
そのため、厳しくなったとのこと。
ドラッグストアで購入できるヘパリン類似物質が入ったローション
ヒルドイドは市販されていませんが、ヒルドイドと同じ成分であるヘパリン類似物質が入ったローションやクリームは一般メーカーから販売しています。
有名なメーカーを挙げると以下の通りです。
マツモトキヨシ ヒルメナイド
マツキヨオリジナルの商品。少し油っぽい。クリームの粘度は高め。ヒルドイドの軟膏タイプに近いです。ローションタイプのような、サラサラ感はないです。
ロート製薬ヘパソフト
ロート製薬のヘパソフトは、ローションタイプ。使い勝手は、ヒルドイドのローションタイプに似てます。さらにサラサラな感じ。ヒルドイドと同じようなものを求めている方には、こちらがオススメ。
日医工ピアソンHP
こちらもどのドラッグストアにも置いてます。テクスチャーは、マツキヨのものに似てます。クリームタイプ。
資生堂フェルゼア
前者3つに比べると、ガラッと変わります。
資生堂のフェルゼアは尿素も入ってるクリーム。部分的に塗るのに適しています。
アドライズ
アドライズも、フェルゼアに似たモイスチャークリーム。保湿力は高いのですが、ヒルドイドというよりオールインワンゲルに近いタイプ。
本物のヒルドイドとの違い
本物のヒルドイドとの違いは、テクスチャーですね。クリームタイプであれば、マツキヨのヒルメナイドか、日医工のピアソンがだいぶ近いです。
ローションタイプだと、ヒルドイドの乳白色のサラサラ感が、類似商品にはあまり感じられません。
ヘパリン類似物質が入っている別物と考えた方がよいです。
健康な方が本物のヒルドイドを通販で購入するには
色々つかってみましたが、結局は本物のヒルドイドが一番良いですね。
健康な方でも本物のヒルドイドを通信販売でネットから購入することも可能です。海外からの輸入代行を行っている専門業者からの購入となりますが。
海外から取り寄せるため、届くまで日数がかかりますが処方箋なしで本物のヒルドイドが取り寄せできます(ヒルドイドフォルテクリーム)。量も多いです。
私も何度も使っていますが、問題なく通信販売と同じような感覚で購入できています。
私はアトピーなので、普通に皮膚科で処方してもらえるのですが、海外のヒルドイドは日本よりもヘパリン類似物質の濃度が高くなっています(国内の約1.5倍)
そのため、非常に保湿効果が高いように感じます。
詳細は以下のページをご覧ください。
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